12月15日、3回目の地球の芽サロンを開催しました。
小舟木エコ村での家づくりの準備が始まったことから、
今回のテーマは『やすらぎの家づくり』。
最近、よく耳にする「エコハウス」。
さて、何をどうすれば「エコハウス」なのでしょうか。
「エコハウス」では快適でやすらげる暮らしは可能なのでしょうか。
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◆最初に、地球の芽の齊藤から、エコハウスと暮らし方
についてお話しました。

その内容を少しご紹介します。
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エコロジカルフットプリントという考え方をご存知ですか?
世界中の人が、日本人と同じ暮らしをしたら、
地球が2.4個分必要であると言われています。
今の日本の暮らしは、「いっぱい作って、いっぱい捨てる」の繰り返しです。
この繰り返しが、地球温暖化などの大きな問題を生み出してしまったのです。
たとえ、技術によって省エネな家電が作り出されても、モノが増え、
大型化すれば、技術の成果は簡単に打ち消されてしまいます。
分かりやすい例が、冷蔵庫です。
冷蔵庫の消費電力量は、20年前に比べて、半分近くにまで減りましたが、
冷蔵庫のサイズがどんどん大きくなっているため、
トータルでみると、減っていないのです。
「もっと大きくしよう。もっとたくさん持とう。」という生活スタイルの変化に、
省エネ技術は打ち消されてしまっているのです!
エコハウスをつくるのと同時に、そこでどういう暮らし方をするのか
ということを考えてほしいと思います。
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◆続いて、小舟木エコ村でも住宅を設計されている、
家づくりのプロ・松尾さんから、1つの住宅の中でできることを、
より具体的に教えていただきました。

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「省エネ」というと、我慢が必要と思いがちです。
しかし、無理なことは続かないし、いくら環境のためと言っても、
続かないことは広がりません。
つまり、「省エネ」と「快適性」の両方が追求されなければなりません。
冬、快適でしかも省エネな家にするには、
「高断熱高気密住宅」にすることが求められます。
断熱性を表す指標としてQ値(熱損失係数)、
気密性を表す指標としてC値(相当隙間面積)があります。
Q値もC値も、小さいほど性能がよく、省エネ効果が期待されます。
この地域の次世代省エネ基準は、
Q=2.7(W/m2)、C=5.0(cm2/m2)以下となっています。
しかし、日本の断熱基準(Q=2.7)は、他国と比較すると、
とても悪いと言えます。
また、気密基準に関しても、C=5.0では中途半端な気密性で、
空気の流れがうまく作れません。
よどみなく空気の流れが起きるC値の目安はC=2.0以下と言えます。
この、Q値・C値の基準をしっかりと理解することで、
様々な工法や機器に惑わされずに、断熱性能や気密性能を判断できます。
一方、夏を快適に過ごすには、日射の取り入れ方を考慮した設計、
パッシブデザインが求められます。
また、植栽を利用することで、さらに快適になります。
家を建てる上で、たくさんのカタログやパンフレットがありますが、
実は、間違ったことが書かれていることも、多く見られます。
そこで、何がホントで何がウソなのか、見分けられるように、
その判断基準を、しっかりと理解しましょう。
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◆サロンに参加した皆さんからは、こんな感想をいただきました。
・Q値・熱損失係数など、暮らしていく上で考えなければならない事を
くわしく説明してもらったので参考になりました。
・体感温度のこと、Q値のこと、あやふやだった知識がはっきりしました。
・気密性・外断熱のことが一番知りたかったことなので、
興味深く聞くことができた。
・参加されている方の熱心に勉強している様子が印象的でした。

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家づくりに関する情報がたくさん溢れている中で、自分らしい家をつくるのは
本当に長い道のりだと思います。
今回のサロンでは、住宅の基本的な指標から、暮らし方、地球環境まで、
家づくりのヒントがたくさん出てきたように思います。
今後も、『家づくり』をテーマにしたサロンを企画していきたいと思いますので、
お楽しみに!
(廣部)