先日、NPO法人アサザ基金の飯島 博さんが、
小舟木エコ村にいらっしゃいました。
飯島さんは、茨城県の霞ヶ浦で「アサザ」という水草を植えて
生態系を保全するムーブメントを引き起こした方です。
飯島さんについては、こちらのブログでも
紹介しています。→ アクションのきっかけに「物語」を
さて、霞ヶ浦は日本で二番目に大きい湖。
では、日本で一番大きい湖はどこでしょう?
・・・それは、琵琶湖です。
飯島さんのフィールドは霞ヶ浦に収まらず、
琵琶湖の保全活動にも貢献していただけるようで、
琵琶湖に訪れた際、小舟木エコ村にも立ち寄っていただたのです。
小舟木エコ村の隣には、琵琶湖につながる白鳥川が流れています。
また、小舟木エコ村内には、
大房川や大雨の時に雨水を貯める調整池などの水辺があります。
飯島さんには、小舟木エコ村の水辺をビオトープにするための
アドバイスをいただきました。

↑調整池を覗き込む飯島さん
【調整池をビオトープにするには・・・】
小舟木エコ村の調整池は、
下の写真のように、いつも水が溜まっている所(沈砂池)と、
いつもは水がないけど大雨の時にだけ水が溜まる所があります。

↑いつも水が溜まっている所(沈砂池)

↑いつもは水がないけど大雨の時にだけ水が溜まる所
飯島さんから、
「水たまりができるだけで、生き物は集まります。
調整池の底(水が溜まっていない所)を平らではなく少しデコボコさせて、
水たまりができるようにするだけで、いろんな生き物が集まりますよ。」
とのアドバイスをいただきました。
水たまりができるだけで、ビオトープができるのですね!
なんでも、浅めの水たまりができれば、ツバメが水浴びに来るそうです。
また、水が溜まっている所(沈砂池)にメダカなどの小魚が
住むようになれば、カイツブリも来るそうです。
飯島さんは、鳥の鳴き声を聞いただけで、
それが何という鳥か分かってしまいます。
調整池を観察していると、コチドリを発見しました。
(もちろん私が発見したのではなく、飯島さんが発見しました。
・・・残念ながら、私は鳥の種類をほとんど知りません。)
コチドリはこんな鳥です。↓

なんでも、コチドリは砂地の石ころに巣をつくり、卵を産むそうで、
調整池の砂利の部分に集まってきたようです。
生き物って、すごいですね。
「水たまり」や「石ころ」など、ほんの小さなきっかけで、
生き物は集まってくるのですね。
【蚊が心配】
調整池をビオトープにしていく上で心配なのは、蚊の発生です。
私は、蚊に刺されやすいたちなので、
夏の夜、部屋の中に蚊が入ってくると、安心して寝ることができないくらいです。
ですが、飯島さんが仰るには、
蚊の幼虫であるボウフラを主食とするトンボが来れば、
蚊の数は減らせるそうです。
いろんな生き物が暮らすことによって、バランスが保たれるのですね。
【人と生き物の距離】
実を言うと、私、鳥も虫も苦手な方なのです。
鳥はくちばしが怖いからで、
虫は幼虫のもっちり感が気持ち悪いからです。
それに、いくらかわいい鳥でも、
洗濯物に糞を落とされてしまっては困ってしまいますしね。
ですが、子供のころは、友達の家の軒下にツバメの巣があって、
毎年ツバメが帰ってくるのを楽しみにしていた記憶があります。
人の暮らしと生き物の暮らし。
そのちょうどいい距離感は人それぞれ違うと思います。
現時点での私と生き物の距離感は、だいぶ大きいと思いますが、
子供のころのように、縮めていければいいなと思ってます。
その訳は、まだうまく説明できないのですが、
飯島さんと一緒に小舟木エコ村を歩いて、
いろんな生き物の話を聞いたり、実際にコチドリを発見したりして、
やっぱり生き物の賑わいのあるところで、
私も生き物のひとつとして暮らしたいと感じたからです。
【私の宣言】
小舟木エコ村の調整池を生き物のビオトープにするにも、
そこに暮らす人の生き物を愛でる気持ちがなくては不可能だと思います。
自分も含めて、人の気持ちと言うのは、
どんなことがきっかけで変わるのでしょう?
まず私は、自然を観察することから始めてみようと思います。
近江八幡には西の湖をフィールドに自然観察会を行っている
ボランティアグループがあるので、今度参加してみます。
自然観察会の詳細が分かったら、
このブログでもお知らせしますので、ご興味のある方は、
ぜひ一緒に参加しましょう!
(廣部)