今日は、かわいいけれども示唆に富む、一冊の絵本をご紹介します。
『地球では1秒間にサッカー場1面分の緑が消えている』
この本には、地球環境や地球上に住む人々に関する31の事柄が、
私たちがイメージしやすい数字を使って提示されています。
「今、地球で何が起こっているのだろう?」ということを、
より身近に、具体的に考えることができます。
本文より、一例を紹介しましょう。
「1万年前は100年に1種の生物が絶滅。
1千年前は10年に1種の生物が絶滅。
100年前は1年に1種の生物が絶滅。
そして現在は、1日に約100種の生物が絶滅している。」
「地球では1秒間にサッカー場1面分の緑が消えている。」
「地球では、1分間に21人のこどもたちが、5歳の誕生日を
迎えることなく亡くなっている。」
「1日に27人のこどもが、きょうもどこかで、地雷のために
命や手足を失っている。」
「アメリカ合衆国の家畜たちが消費する穀類と大豆で
食べさせることができる人口は、13億人になる。」
本当だろうか?と、一瞬、目を疑いたくなるような数字が
並んでいます。でも、これらはどれも、編者の方たちが、
地球環境に関した白書や国際機関が公表する資料、
ホームページに丹念にあたり、収集したデータに基づくものなのです。
地球で起こっていることの真実。
言葉を替えて言えば、私たちの思想や、経済活動や
日常生活の反映なのです。
なんでもこの本、国連世界食料計画のプロジェクトを通じて、
一冊刊行されるごとに1人のこどもに学校給食を届けているのだそう。
素敵なしかけですね。
ぜひ、みなさんも、一冊手にとって、そして大いにショックを受けて下さい。
逆説的ですが、明日に向かう強い力と感動が湧いてくるはずです。