4月3日の日曜日、
百菜劇場で行われた有機農業のワークショップに参加してきました。
講師は、有機農業を長年実践されている西村和雄先生。
先生のお話を聞いていると、
なんだか先生は、漫画のTom & Jerryに出てくるジェリーのよう。
(ちなみに、ジェリーはねずみの方です)
一番面白かったのが、先生の目線です。
「昔から、権兵衛が種を蒔けばカラスがほじくる、と言う。
これを、ほじくられないためにはどうすればいいか?
答えは、"奴らが見てないときに蒔く"。
鳥には、だいたい巡回するパターンがある。
そのパターンをつかんで、いない時にこっそり種を蒔けば大丈夫。
まずは、2,3日しずかに畑に座って、
畑に来る鳥のパターンをじっくり観察してみてください。
それから、もし"鳥が1日中見ている"ということになったらどうするか?
そういう場合は、夕方蒔いてください。
あいつらは鳥目なので、暗くなったら何しているか見えません。」
生き物と同じ目線に立って、
あの手この手で、自然を相手に知恵くらべ。
先生の目線の先にある「自然」は、本当に生き生きしているのが伝わってきます。
環境ジャーナリストの枝廣淳子さんが、メールニュースの中で
"京都生まれのお母が、「お豆さん」「お寺さん」…と、
人以外にも「さん」づけをするのがとても面白い"
というような主旨のことを書かれていましたが、
そのような日本の伝統的な言葉遣いと、先生の自然の見方には、
何か共通のものが流れている気がしました。
自然を生き物として感じられるようになるためには、
相手を知って、自然と仲良くけんかしてやろう、
という節度ある態度と茶目っ気が必要だと思います。
現代に生きる私たちはどうしても、
「人間」という目に付きやすく、しかも言葉を話す存在ばかりに焦点が当てられ、
その周りを包む生き物達のために割ける時間が少なくなってしまっているのでしょう。
そういえば私も、長らくじっと生き物を見るということをしていない。。。
今日から、窓の外を飛んでいくカラスでも眺めてみようかと思います。