2月15日、平日の昼間に、お母さん向けの
薪ストーブ・ワークショップを開催しました。
小舟木エコ村にお住まいの方だけでなく
周辺にお住まいの方にもたくさんお越しいただいて、
なんと大人37名、子供23名のご参加、
自治会館がいっぱいになりました。
今回はお2人の講師に来ていただき、
第1部では、自治会館の薪ストーブを設置してくれた
MAXWOODの回渕さんに、薪ストーブの上手な使い方を教わり、
第2部では、薪ストーブのある助産院を拠点に、
自宅出産をサポートしている朝比奈先生からお話を伺いました。

大人も子供も、薪ストーブの熱でほっこり温まり、
とてもあたたかい雰囲気の会になりました。
↓ ワークショップの詳しい内容はこちら
第1部 薪ストーブの使い方
最近、薪ストーブを導入する家が少しずつ増えてきました。
上手な使い方を身につけることも大事ですが、まずは何より、
きちんとした性能の薪ストーブを導入することが大切だそうです。
(燃焼効率が低いストーブだと、近所に煤が飛んでしまい
洗濯物が黒くなったり、健康被害がでてしまいます。)
それを踏まえて、さっそく上手な火のつけ方を
実演で教えていただきました。

1.煙突を温める
煙突には冷たい空気がつまっているので、
そのまま火をつけようと思うと、煙が上にいかず、
部屋に煙が逆流してしまいます。
着火剤や細い薪を組んだ後に、
新聞を松明のように丸めて火をつけ、
ストーブ内の上方にかざして、
煙突を温めると、上昇気流が起こりやすくなります。

2.薪を組む
共有の施設では、確実に火がつくように
着火剤を一番下に入れるとよいでしょう。
着火剤の上に少し隙間をつくるようにして、
細い枝や端材から順番に、徐々に
太い薪を組み上げていきます。
(マニュアル運転の車のギアをあげていくようなイメージ!)
最初から太めの薪も入れておくと、
何度も火の様子を確認しなくても
自然と燃え移っていくので、
他の用事を済ませられて便利です。
3.火を燃やし続ける
薪ストーブの上に温度計が置いてありますが、
180度くらいまで温度が上がると、
ストーブの中で二次燃焼して、
きれいな排気が出るようになります。
薪が少なくなってきたら、次の薪を
1~2本足してください。
3.火を消す
ストーブの火を消したいときは、
早い段階から、足す薪の量を減らしていくことで、
徐々に火を小さくしていきます。
ただし、ちょっと2~3時間でかけるだけ、とか
夜、寝ているときは、むしろ消さないで、
帰ってくる頃、起きる頃に熾火が残っているくらいだと
ほんのり暖かいし、またすぐに火を起こせます。
熱くなっている薪ストーブに水をかけると
急激に冷やされて割れてしまう恐れがあるので、
万が一のときは、消火器を使って消すようにしてください。
参加者の皆さんからは、子供がいる家での安全対策や
地震などのときの対応、着火剤の成分について、質問が出ました。

第2部 自然に産むということ
薪ストーブでだんだん部屋中が暖かくなってきたところで、
自然なお産のお話が始まりました。
朝比奈先生が、自然なお産に目覚めたきっかけや
ご自宅の暖炉を薪ストーブに作りかえた経緯、
自然なお産をするというのはどんなことなのか?
を語っていただきました。

お話の中で印象的だったことをいくつかご紹介します。
・「自然なお産」も「薪ストーブ」も見かけはいいけど、
実はすごく大変なこと。簡単にはできません。
でも、だからこそ得られるものがたくさんあります。
薪を割ったり、火の様子に気を配ったり。
・自然なお産を体験して、人生が変わった。
自分がどんなお産をしたいのか、きちんと考えて、
いやなことにはちゃんとNOと言うことが大事。
・妊婦さんにたくさん歩いてもらったり、
太郎坊宮に登ってもらったりするので、
よく「朝比奈助産院はスパルタだ」と言われる。
運動することは、忍耐と努力、心身の鍛錬にもなる。
破水した後、なかなか生まれないときには、
さらに歩いてもらったり、階段を上り下りしてもらったり。
でも、妊婦になってからだけじゃなく、本当は、
中高生のときくらいから、体育会系の部活をしたりして
基礎体力をつけておく方がよい。
・自然に産むっていうのは、どこでもできる。
病院だといっぱい出血があったりするけれど、
自分がカラダを鍛えて、自然な体にしていけば、
つるんと赤ちゃんは自然に生まれてくる。
・お産は1日でも若いうちにしてもらいたい。
産むのは簡単だけど、その後の、
おっぱいあげたり、育てたりするのは
ほんとに大変。体力がいる。
・自然なお産をするというのは、大きなレールを
はずれることかもしれない。でも、
レールをはずれてみると、意外と怖くない。
自分で道を切り開けるようになると思う。
・薪ストーブからは遠赤外線がでてるから
カラダの芯からあったまる。
妊娠しにくい方は体を温めることが大事。
風邪をひいたときにも効きますよ。
そんな朝比奈先生のお話に触発されて、
実際に自然なお産をした方たちをはじめ、
多くの参加者の方が体験談や想いを共有してくれました。

・上の子は病院で病院で産んだけれども、
下の子を産む前に病院がどうしても怖くなって
悩んでいたときに、自然なお産のことを知り、
朝比奈先生と出会った方
・自分が女性としてどう生きていくか、を考えて
何かを変えていこうというエネルギーが湧いてくる
きっかけが自然なお産だった、という方
(呼吸法に関心をもって、今はヨガを教えているそう)
・朝比奈先生のような助産師になりたいと思って、
大阪の学校に進学を決めた学生の方
(助産院や自宅出産でのお産に立ち会う機会を
できるだけたくさんつくりなさい、とのアドバイス!)
・すごい仕事人間だったのに、自然出産したら、
子供が可愛くてたまらなくなったという方
・病院勤務の助産婦として働いてきて、
ご自身の出産を機に、朝比奈先生のような
サポートをできるようになりたいと思ったという方
・「お母さんが一人ぼっちにならないで、
みんなで支え合える場をつくりたい」と
東近江で集まりの場を企画している方
皆さんのいろんな声を聞いていて、
まだ出産を経験していない方も、
これから2人目を産みたいなと思っている方も
自然なお産への関心がとても高まったようです。
お産への向き合い方が変わることで、
子育てや、お母さんの生き方も変わっていく、
そんな予感がした会でした。
ご協力いただいた講師の朝比奈さん、回渕さん、
そして、ご参加いただいた皆さま、
本当にありがとうございました!
(高田)