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ECIだより


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2006.04.29  
カンボジアの風景。

カンボジアの概要は以下の通りだ。
・面積:18万1,035平方キロメートル。日本の約50%。
・人口:1,336万人。
カンボジアは、ポルポト政権による300万人もの大量虐殺(1975〜79)、ベトナム軍の侵攻(1979〜91)、UNTAC活動などによるカンボジア和平への道のりを経て、平和が訪れたのはここ5年ほどだという。平和になった日本では考えられないような激動の時代が、ここ30年ほどにあったということだ。この国に来ると電気、水道、下水道、ガスなどのインフラが当たり前のように使えてしまう便利に高度化された日本の現状を改めて感じることができる。

■シェムリアップには幹線道路は舗装されつつあるが、信号はまだ数箇所しかないそうだ。滞在中は1箇所しか見当たらなかった。初めて設置された数年前人々は何に使うものか、不思議だったようだ。写真はインドのような光景でにも見えるが、まだまだ交通量が少ないのと、ドライバーがクラクションを鳴らさないので静かに感じる。
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■幹線道路から一歩入ると未舗装の道路に入る。
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■現地で建築設計を営む日本人が経営するカフェ「MoiMoi」。ご飯がおいしく料理も日本人の口に合う味だ。
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アンコール・トム(Angkor Thom)のバイヨン寺院。

アンコールワットが造営された12世紀頃、アンコール王朝は最盛期を迎える。その時の規模は東京23区並み。防衛するには限界があった。そこでアンコールワット造営から半世紀後、アンコールトム(3km×3km)の中だけに都市を縮小した。インドのタージマハルもそうだが、後世に残るほどの建築ができた頃がその勢力の最盛期でその後は衰退していくのは歴史の定めだろうか。
Thomは大きいという意味。その中心に位置するのがバイヨン寺院。

アンコールワットが「天空の楽園」をテーマとしたヒンドゥー寺院であるのに対し、バイヨンが「王国の救済」をテーマとした大乗仏教寺院である。

■観音菩薩の四面塔。テラスに49、5つの塔門を入れて全部で54ある。
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■入り口よりバイヨンを見る。
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■第一回廊。アンコールワットと同様に一大絵巻が見られる。
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■絵巻ズーム。クメール軍の行進。
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■木陰の間よりバイヨン寺院を見る。
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その他データ
創建者:ジャヤヴァルマン七世
創建年代:12世紀末
信仰:大乗仏教



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2006.04.28  
アンコールワットでのスナップ。

アンコールワットでのスナップ。

■カンボジアの人々にとっては今でも聖なる場所。橙の衣をまとった巡礼中の青年。
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■入り口の環濠で沐浴するカンボジアの人。
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■環濠の手すりの下で休む子供達。カンボジアの人々はのんびりやでおとなしい印象だ。
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■遺跡は自然の影響(雨季と乾季、コウモリの糞による塩害)・人為の影響(過去の内戦の戦場にもなった)により風化が進んでおり修復作業が行われている。柱に残った弾痕。
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■修復作業は国際協力により行われている。日本からはアンコール遺跡国際調査団、JSAなどが参画している。写真は参道の修復の様子。
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アンコール・ワット(Angkor Wat)中央部。

アンコール・ワット第2回。
中央部は、第一回廊、第二回廊、4つの尖塔(正面からは2つのように見えるが実は4つある)を有する第三回廊を経て中央祠堂がそびえている。

■第一回廊。非常に密度の濃い絵巻物が展開されている。表面は漆塗りがなされていたそうだ。また回廊を構成する柱や梁などが修復されているが、年代毎に修復の様子が異なるのもよく判る。
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■南側の天国と地獄のレリーフ。何をしているところがお判りだろうか。
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■連子状窓。透過視性により、外の景色を垣間見ることができる。光により作り出される影もとても美しい。
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■第三回廊から見る中央祠堂。様々な場所で修復が行われている。
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■登るのを拒否しているかのような急勾配の階段登り。45度以上の勾配、スキーなら上級者コースだ。
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2006.04.26  
アンコール・ワット(Angkor Wat)の参道。

アンコール・ワット(Angkor Wat)。
12世紀前半に建造された、カンボジア・クメール建築の頂点。日本だと平等院鳳凰堂が同時期にあたるらしい。今から約140年前にフランス人博物学者アンリ・ムオが発見した。Angkorは王様の宮殿、Watは寺を意味する。
ヒンドゥー教(ビシュヌ派)の寺院であり、周囲は皇居とほぼ同じく約5km。南北約1300m、東西約1500mの堀で囲まれている。2年ほど前に駅伝大会で皇居を半周走ったが、ゴールが長く感じたことを思い出した。こちらは暑くて(午前9:30で摂氏36度)とても一周はできない。

■エントランスである薄暗い西塔門の内部を通りすぎると、塔門の中に縦長の長方形に切り取られた開口部越しに、中央祠堂が見える。これはフレーム効果を意識した設計で中央祠堂の高さを強調している。
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■西塔門を抜けると4本の柱のたつポーチから、水平に広がる中央祠堂群が見える。ポーチの柱により仕切られている枠取りから建物全体がはみ出すようにみせることで、規模の大きさを強調している。
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■参道は約600mと長く、中央に位置する尖塔があるときは見え、あるときは見えなくなる。歩くにつれ中央神殿への期待が高まっていく。尚、伽藍配置は左右対称となっているが、近年の調査により左右の長さのずれはわずか5cmであることがわかった。測量精度、建築精度の高さを物語っている。
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■クメール建築は、木造、レンガ造を経てこの時代には石造となっている。構造部はラテライト(中央の火山岩のような石)、表面は化粧用として砂岩(右端)が用いられている。
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■その他資料
創建者:スールヤヴァルマン二世
創建年代:12世紀前半に25,000人/年×30年をかけて造られた。



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2006.04.11  
曽我量深(そがりょうじん)先生の記念館。

3月、研究会出席のため新潟を訪問する機会を得た。

研究会の後、地元の建築士会の案内で、味方(あじかた)村の笹川亭とそれに隣接する曽我・平澤記念館を訪問した。「曽我」氏とは、エコ村プロジェクトの関係でお会いした、眞念寺・小林住職にご紹介頂いた「曽我量深(そがりょうじん)先生」だ。小林住職は曽我先生に初めてお会いした時に、「親鸞聖人が現在生きていたらこんな人ではないだろうか」と思われたそうだ。

■左が平澤先生、右が曽我先生。
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■記念館内の腰窓から眺める雪景色。
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■笹川亭は1570年ごろの越後大庄屋屋敷。建物総面積は約500坪。エコ村の敷地の約1/9もある。写真は表門をくぐったところ。重要文化財に指定されている。
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■玄関を入ると広間が広がっている。
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■笹川亭より記念館を見る。
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